Apple vs Adobe、そしてAIRNovel for iPhoneについて

●Appleが許せない点
・CS5発売数日前になって新規約を発表した事

これが一番最悪です。Adobeだけでなく、ユーザーにも多大な迷惑が掛かります。
Package for iPhoneありきで開発やビジネス展開を考えていた企業は、全て無に帰してしまったでしょう。
Adobeは裁判を起こすようですが、結審するまで企業は待てません。

Appleに明確な思想があるなら、なぜ去年十月のAdobe Max 2009時にコメントしなかったのか。
ビジネスだからそんな義理はない、で切り捨てるの? Adobeも、ユーザーも。



●Adobeが許せない点
・プラグイン型Flashがよく落ちる

これはよくあります。Chromeならプラグインだけ落ちるので被害は少ないですが。


・動画サイトではFlash再生が重く、HTML5(Chrome)の方がレスポンスがいい

この辺はFlashというレイヤを挟んでない分、ブラウザベンダー(例ではGoogle)がどんどん最適化できますからね。
その代わり、シェアはあるのに改善のやる気がないIEみたいなベンダーにユーザー体験レベルを引き下げられてしまうわけで。
あちらを立てればこちらが立たずですね。


・その他

以下の記事が詳しいようで。
いい加減にするのはAdobeじゃないのか?:君に、デフラグ。 - CNET Japan
感情的な文章、自分の知らない製品についても書かれているので、どこまで正しいのか判りかねますが。




自分も正直、9日の「規約問題」でAppleに絶望や憤りを感じました。
iMacやiPhoneという製品は素晴らしいのに、Appleという企業は最悪だな、と丸二日は最悪な気分でした。

んで、愚痴ってても何も進まないのでiPhone SDK(Objective-C+Xcode)を触ってみました。
そこで理解したのは、あのAppleの規約条文は
「フレームワークにフレームワークを載せるな」
というメッセージではないかな、と言う事なのです。

前にちょっと触ったときは判らなかったのですが、サンプルアプリを作れば作るほど、フレームワークそのものにAppleのインタフェイス思想が色濃く表れているな、と感じます。
何でも作れるAdobe AIRというより、「同じ機能を違うインタフェイスで作らせない」意志がビシビシ伝わってきます。

こういう所は、確かにAdobeのFlash-to-iPhoneコンパイラを使ってしまうと考えが及ばないだろうなと思います。
この点はAppleを尊重します。(だからこそ「早よ言え」ですが)


Objective-Cという言語がど~~~~~~~~~~~しても好きになれない(C++のほうが余程美しい。山奥の旅館みたいに増築を繰り返した言語仕様とはいえ、使う機能を限れば気にならない)のですが、実際に書いていると吉里吉里・AIRNovelスクリプトなタグに近い記述方法だな、という印象です。

Appleという企業は素直に好きになれないのですが、
「iPhone SDKがこう作ってくれと語りかけてくる」インタフェイスは理解できるし受け入れたいので、
Objective-C(たまにC++)でノベルゲームを作ってみようと思います。
スクリプト部分はデータベーステーブル化し、インタプリタだと言われない程度のサブセットな命令のみサポートする感じかなと。


というわけで「AIRNovel for iPhone」というのは無いけれど、
一旦単体のノベルゲームを制作し、その後「インタプリタと見なされなければ」
AIRNovelサブセットなシステムが作れるかも、というところです。


(追記21:34)
AIRNovel Stand-alone(ans)がインストール出来ないというご報告、ありがとうございます。
ファイルパスミスでした。再度お試し下さい。
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